Q.オペレーショナルリスクにはどのようなスキルが必要ですか?
A.
オペレーショナルリスクは、その名の通り、オペレーション=業務の目標を達成するための運営・推進の手順に対するリスクを相手にしています。最初に申し上げた、様々な業種のお客様に対して、内部統制や内部監査といったお客様のガバナンスや業務を「守る」ためのお手伝いをしています。会計に関する知識、業種・業務に関する知識、RPAといった最新のテクノロジー、そしてロジカルシンキングに代表されるコンサルタントとしての基礎が必要な事項になります。
また、そのような知識・考えをお客様に最大活用いただくためには、我々自身の気持ちがとても大事です。お客様にはいつも「経営や業務を行っているお客様の視点と、客観性をもったアドバイザーの視点をもって対応します」と申し上げています。つまり、うわべだけでなく根本原因まで踏み込んで課題を分析した上で、いくつかの対応案を考えるということです。
それと同時に、お客様に自信をもって判断いただくために、第三者としての視点やトーマツ全体の経験からのアイデア、つまり客観性も大事です。基本的な論理的思考ができて、それに対してちゃんとお客様とコミュケーションをして、説明、説得をわかりやすくできる点がすごく大事ですね。お客様の視点に立つことと客観性、そのどちらか片方しかもてないとこの仕事はうまくいきません。