有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部 キャリア採用

いくつもの人生、いくつもの出会いを体験できる仕事

Q.オペレーショナルリスクの仕事内容について教えてください。

GRC/オペレーショナルリスク

ディレクター

〈2017年7月入社〉

A. 主に金融商品取引法や会社法に基づいて、不正を防止するための内部統制や、その前提としての組織や役割の仕組み、経営や業務と切り離せないITのアドバイスを行っています。
また、私を含めたトーマツ全体の知見を最大活用して、問題の発生を予防する、万が一発生した場合にも影響を最小限にとどめるためのリスクマネジメントなども担っています。私のいるチームでは、金融以外の不動産業や小売業、製造業など、幅広い業界・業種のお客様に関わらせていただいています。環境の変化に伴い経営、業務、ITの何かしらの変化がある際の支援をしていますが、誰もが従来の方法を変えて新しいことをはじめるときは抵抗を感じます。
私たちは、ただ、「箱」を用意したので使ってくださいという仕事の仕方はしません。組織・役割、業務やIT、場合によっては意識変革が必要な箇所について、なぜ変えなければいけないのか、その必要性をお伝えし、納得していただいた上で、それぞれの企業が目指す目的に即して最適な形に整えていく仕事だと捉えています。

Q.トーマツを選んだ理由を教えてください。

A. 私はこれまでにいくつかのコンサルティングファームでコンサルタントとして20年ほど仕事をしてきたのですが、トーマツはお客様への対応や姿勢が、より顧客視点に立っていると感じたことが、いちばん大きな理由です。
また、様々な部署、サービスとの横連携が行えるため、お客様のニーズに対し機動的に動け、自分自身にとっても新しい視点や知識が身につくことも魅力でした。トーマツの強みは、かっこいい言い方をすれば、総合力です。監査法人のみならず、コンサルティング、税理士法人のほかにもたくさんのチームがあり、それぞれのプロフェショナルと横の連携をとることも容易です。
これは、他のコンサルティングファームや監査法人と比較しても強みだと思います。先ほど申し上げた通り、複数のファームを経験していることからの実感です。

Q.オペレーショナルリスクにはどのようなスキルが必要ですか?

A. オペレーショナルリスクは、その名の通り、オペレーション=業務の目標を達成するための運営・推進の手順に対するリスクを相手にしています。最初に申し上げた、様々な業種のお客様に対して、内部統制や内部監査といったお客様のガバナンスや業務を「守る」ためのお手伝いをしています。会計に関する知識、業種・業務に関する知識、RPAといった最新のテクノロジー、そしてロジカルシンキングに代表されるコンサルタントとしての基礎が必要な事項になります。
また、そのような知識・考えをお客様に最大活用いただくためには、我々自身の気持ちがとても大事です。お客様にはいつも「経営や業務を行っているお客様の視点と、客観性をもったアドバイザーの視点をもって対応します」と申し上げています。つまり、うわべだけでなく根本原因まで踏み込んで課題を分析した上で、いくつかの対応案を考えるということです。
それと同時に、お客様に自信をもって判断いただくために、第三者としての視点やトーマツ全体の経験からのアイデア、つまり客観性も大事です。基本的な論理的思考ができて、それに対してちゃんとお客様とコミュケーションをして、説明、説得をわかりやすくできる点がすごく大事ですね。お客様の視点に立つことと客観性、そのどちらか片方しかもてないとこの仕事はうまくいきません。

Q.どんなときに仕事のやりがいを感じますか?

A. この仕事の醍醐味は、いくつもの人生を生きているかのように、いろんなお客様、いろんな視点・知識、いろんな業務を短期間に濃密に体験できる点です。プロジェクトごとに関わる業界、業種も変わりますから、お客様の業務や課題の原因を理解し対応案を提示できるまでには産みの苦しみがありますが、人間関係を少しずつ築いて、プロジェクトもうまく運べたときには、言葉にかえがたい喜びがあります。
もちろん、そのためには、業界、お客様の会社の沿革、業界の法律なども含めてしっかりと勉強しておかないとお客様から信頼されませんから、知識やスキルアップの自己研鑽は欠かせません。また、やりがいとは少し違いますが、リスクアドバイザリーは経営層の方や人生の先輩方と接する機会も多く、いろいろな言葉をかけていただけるので、1人の人間として、成長できる機会も非常に多いですね。
※役職・内容はインタビュー当時のものになります。

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