有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部 キャリア採用

お客様の目線に立って、未来を想像する仕事

Q.オートモーティブでの仕事内容について教えてください。

オートモーティブ

マネージングディレクター

〈2021年6月入社〉

A. もともとオートモーティブユニットはコンシューマーユニット(製造業に専門性を持つチーム)の一部でしたが、自動車業界向けのビジネス拡大が期待されることから、独立してユニットとして動きだしたばかりのチームになります。そのため、現在は主に組織の基盤作りに注力し、人材を増やしながら、どのようにビジネスを展開していくのか、戦略を立てている段階です。リスクアドバイザリーの仕事で最も難しいのは、リスクの重要性をお客様に気づいていただくこと。お客様は日々の業務や目の前の課題への対応に追われていることも多く、将来、予想されるリスクについて説明してもなかなか心に響きません。そこで、リスクテイクによって、結果的に戦略がよりスムーズに実行できることを丁寧に説明し、リスクを放置することの危険性を認識していただくように気をつけています。

Q.デロイト トーマツ グループを選んだ理由を教えてください。

A. 前職は大手自動車メーカーに17年間在籍していました。新卒で入社してから一貫してサプライチェーンマネジメントやマニュファクチャリング領域などに関わり、情報システム部門を代表して、海外に駐在した経験もあります。そうしたなか、デロイト トーマツ グループのリスクアドバイザリービジネスがオートモーティブユニットを立ち上げると聞き、転職を決意しました。前職でのキャリアには恵まれていましたが、新しい組織を牽引していく仕事であること、これまでの経験を活かして自動車業界に外部の立場から貢献できる点に大きな魅力を感じました。

Q.デロイト トーマツ グループで働くことの魅力はどんなところですか?

A. いわゆるビッグ4と呼ばれる大手ファームを見ても、自動車業界に対するコンサルティングやファイナンシャルアドバイザリーなど、さまざまなプロジェクトが動いています。そのうえでトーマツのリスクアドバイザリーは、デロイト トーマツ グループのソリューションを組み合わせて支援することで、お客様のさまざまな部門を横断しながら課題を把握し、トータルで最適なサービスを提供することができます。また、私自身もグループに所属するたくさんのプロフェッショナルと会話することで、さまざまな知識を身につけることができ、成長を感じています。コンサルティングやアドバイザリー業務はハードワークというイメージがありましたが、トーマツではスタッフ、マネジャー、シニアマネジャーそれぞれが互いの意思決定を尊重し、権限委譲がしっかりとされており、効率的な働き方ができていると感じます。スピード感のあるサービス提供ができるのも、こうした組織体制だからこそだと思いますし、社内でしっかりと信頼関係ができているのは素晴らしいですね。

Q.今後の目標を教えてください。

A. まずは自動車メーカーやサプライヤーの目線に立って、日々の運用のなかできちんと使っていただけるツールや仕組みを提供することが目標です。一方で、リスクは常に変わりますから、将来にも備えなければいけません。たとえばこの先数年で考えても、自動車業界には大きく「サイバーセキュリティー」「デジタルトランスフォーメーション(DX)」「サードパーティーリスクマネジメント」「サステナビリティ」の分野でリスクが想定されるため、この4領域でサービスを提供していきたいと考えています。さらに中長期的には日本のみならず、国内メーカーやサプライヤーが進出しているアジアパシフィック地域全体を我々がサポートするための環境を整えたいですね。

Q.この業界を目指す方へメッセージをお願いします。

A. リスクアドバイザリーは「未来を想像する」仕事です。担当する業界の10年後、20年後、30年後をどのようにイメージができるか。将来をイメージしてシミュレーションできる能力が、リスクアドバイザーとして重要な素養だと思います。中長期的な視点が明確でなければ、お客様から話を引き出せません。お客様との会話を発展させながら課題にフォーカスできる人が、リスクアドバイザーに向いていると思います。特にオートモーティブユニットでは、デジタルに特化した人材を強く求めています。これまでデジタルソリューションを使ってビジネスのプロセスを変えてきたような経験を持つ方には、幅広く活躍していただけるはずです。
※役職・内容はインタビュー当時のものになります。

所属部門をみる